2012年10月13日土曜日

脳腫瘍グリオーマ 痙攣発作 2日目時系列

乱文です。落ち着いてからまとめて修正するか削除するかワカリマセンが

とりあえず発作の経緯をドクターへも伝えなきゃいけないし、メモ書きでもいいのだろうけど
今起きている事の現実と向かい合うために自分自身の日記。辛い事も記禄として公開していこうと思います

10月12日 
3:10 7度目の痙攣発作
前回の発作から4時間。時間は3分。座薬は入れなかった。入れようとしたら意識が戻ったので。
発作後、なだめて一旦寝入るが、自分に何が起っているのか不安なのか1時間ぐらい室内徘徊。玄関の方へ行ってみたり、廊下で寝てみたり。寝息を立てたのは結局5:00過ぎだった

6:00 朝散歩
発作続きで寝不足だろうに朝6時に起きて散歩を催促。
だが既に起きてキッチンで病院行く準備をしている私を見ていつもと違う異変に気付くバン太郎。
水飲みボトルを見て確信したらしい。目が輝く。お出掛けだ!と
旅行に行く朝の光景だと思ったらしい。
嬉しそうにハーネスを着け、家の前の公園で用だけ足し、即行家まで引き返す。
車の前から動かない。少し早めに家を出る事にした

8:20 8回目痙攣発作
前回の発作から5時間。時間はわずか40秒ほど!しかも発作時にキャンキャン吠えた!初めての事だ!!!
今迄の時系列から次は4時間か7時間後だと予想していたので4時間過ぎた辺りで安心していた。車の中での発作だった。すごく焦った。急いで路肩へ停車。旦那の運転で良かった。もし私1人だったらと思うと・・・
今回の発作はホトンド意識があったように思う。
ドライブが好きなバン太郎。運転中は終始嬉しそうに窓の外を眺めていた。いつもの事だ。ただ少しいつもより元気が少ないだけ。
痙攣が起きる時も窓を眺めていた。ブルブルっと首を横に振る。発作だ!抱きかかえ急いで横にする。悔しかったのか?もっと外見たいよー!と叫んでいるようだった。手足は痙攣。口から泡。失禁も少量みられた。でも瞳は私を見ていた。悲しそうな目だった。
楽しい刺激。脳には良い結果をもたらすのかも・・・自分で勝手にそう考えた。発作の遅れ、短さ、意識。

9:00 MRI検査
初めての病院。早く着いたので病院前のワン用トイレでオシッコさせてその辺散歩。マツコも一緒。たぶん旅先の宿に着いたと思っている。2頭でじゃれ合い散歩。
受付を済ます。エリザベスを着ける。白衣の人が居る。薬の匂い。ここは病院だと気付く。
診察台で説明を受ける。全身麻酔。大丈夫!今日だけだ!!私にはわかる大丈夫。
診察台から連れて行かれるエリザベスの中のバンの顔が頭に焼く付く。パパ~ママ~・・・
8年前まで犬にアフレコつける様なブログを書くとは思わなかったが、バンがそう言っているように思えた。
怖いよ・・・寂しいよ。笑顔で大丈夫だよバンちゃん行ってらっしゃい!アトでね!!明るく手を振った。
泣いたらマツコを不安にさせちゃう

11:30 検査結果
脳腫瘍グリオーマ。やはり。現実と向き合う。まずはバンが麻酔から無事覚めた事が嬉しかった。
左側、鼻の位置の高さにある。手術はできない。このままで余命3ヶ月
治療と余命選択は2択
①抗がん剤治療・・・週一の採血通院。余命はMAX1年
②放射線治療・・・週3、4の5週以上、全身麻酔で放射線。岐阜か三重の病院(車で片道2時間)へ通院か入院か近くに居住。余命は結果次第で寿命をまっとう。
ただし全身麻酔、環境の変化のストレスで治療中に亡くなる可能性も充分にありうる
帰りの車の中。バンは爆睡。初めてだね。大好きなドライブ中に寝ちゃうなんてw麻酔がまだ効いてるのかな。スッキリした良い寝顔。頑張ったね。
病名と治療法が判ってスッキリした。もう泣かない。やるべき事がわかってスッキリした。
ガンバロウ

14:00 抗がん剤治療に決める
帰りの車の中、旦那さんといろいろ話した。行きはとは違い帰りはお互い軽やかな口調だった。大井川が綺麗だった。ここで水遊びしたら気持ち良いだろうね。季節はもう秋。
地元掛かり付け病院到着。担当ドクターから説明を受ける。今日はお休みだけど来てくれた。
①敵と向き合うか②一か八かの戦いに挑むか
みたいな表現だった。一生懸命説明してくれる。細かい事、面倒くさい質問だろうにきちんと理解するまで教えてくれる。良い先生だ。バンは目覚めて先生の足元でマツコと一緒にウロチョロしてる。
先生だったら、先生の飼われてる犬だったらどう治療しますか?
治療とは病気を消す事だけにとらわれがちだがそうではない。
犬の治療中の心。家族の気持ちを大事にしてくれる気がした。
バンの性格からして、この今の状況から知らない土地でほぼ毎日の放射線治療。お父さんと離れて暮らす環境の変化。耐えられる訳が無い。ストレスで死んでしまう。
薬を処方してもらって一週間後の予約をして家路に向かう。

18:00 一週間分の買い物
家に帰ったらバンマツは即行爆睡wお父さんに任せて急いで買い物へ。
食材、薬局、ATM、寒くなってきたしバンが痙攣発作で転倒しても安全なように絨毯も買った。
買い忘れはきっとある。買い物リスト作っておかなかった事に後悔。
ホームセンターの駐車場。ブリーダーでもある弟に電話する。いろいろ聞いてもらった。電話切った後。今がチャンス!久しぶりに独りになれた。外は暗いし、閉店間際で駐車場ガラガラ。車の中でわんわん泣いた。声出して泣いた。スッキリしたwもう泣かない。急いで帰る。

19:30 夕食+薬を飲ませる
●一日2回朝と晩に3種
①フェノバール(抗けいれん薬)
プレドニゾロンステロイド(脳圧炎症を下げる)
③シメチパール(胃炎の薬)
●週に1回
抗がん剤CCNU(まずは30mgから始める)今日は飲みません。明日にします
で一週間様子を見ます。
今夜は鳥手羽元を煮た♪バン太郎の一番好きなおかず。あっとゆう間に完食。
もっと食べたいとねだる。もう半分だけオカワリあげた。食欲がすごい。
食べてる時後足がふらつく。

10月13日
1:30 脳腫瘍グリオーマ
初めて聞いた名前だった。フレンチブルに多いらしい。ざっとネットで検索したが人間の症例しか見当たらない。明日もう少し詳しく調べよう。
場所が左側だったので右側に麻痺が出るかもしれない。散歩が大好きなバン太郎。歩けなくなったら抱っこでもカートでもお散歩へ行こうね。
記憶を失うかもしれない。。。これは正直ショックだった。
けど、この人誰だろう?優しい人。撫でてくれる気持ち良い。だけでも感じてくれればそれで良い。
バンが最期まで痛く、苦しくないように努めます。頑張ります!
痙攣発作がまったく現れない。17時間経った。よく寝ている。薬が効いている。さっきお水飲んで足元がふらふら。おもちゃで遊ぼうよの誘いもない。酔っ払ってるような状態。

8回目の発作のバンの瞳を思い出す。

抗がん剤治療の選択で良かったのだろうか?今更考え直してしまう自分が情けない。